公務員の仕事

公務員の仕事はAIに置き換わる【不安ならITスキルを身につけろ】

こんにちは、とらねこです。6年間、市役所で働いていました。公務員のAI事情は詳しい方です。今回は「公務員の仕事はAIに置き換わる」というテーマでお話します。

今回は想定読者は下記のとおりです。

現役公務員
現役公務員
公務員の仕事はAIに置き換わるのだろうか…?仕事が奪われるという意見も耳にするので少し不安です…。

こういった疑問にお答えします。

また、本記事の内容は下記のとおりです。

  1. 公務員の仕事はAIに置き換わる。
  2. 「AIが仕事を奪う」は間違い。
  3. 公務員不要説も間違い。
  4. 不安な人は「ITスキル」を身につければ良いです。

もし分からないことがあれば、コメント欄から質問してくださいね。

公務員の仕事はAIに置き換わる。

結論からいうと、公務員の仕事はAIに置き換わります。なぜなら、その方が効率的だからです。

公務員は税金をもらって仕事をしているわけですから、非効率な方法で仕事をするのは税金のムダ遣いです。

なので、公務員の仕事はAIに置き換わります。

公務員の仕事には非効率なものがたくさんある。

ここで、「公務員には非効率な仕事はあるの?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。

結論からいうと、公務員の仕事には非効率なものがたくさんあります。

例えば、議事録の作成。

一般的な方法だと、録音を聞いて、パソコンに手打ちしますよね。手打ちするにしても、最低でも全部の音声を聞く必要がありますし、タイピングが追いつかない場合は途中で音声を止めないといけません。要はめちゃくちゃ時間がかかるわけです。

一方、AIだと自動で文字起こししてくれるので、一瞬で議事録が出来上がります。

なので、AIの導入はますます進むと考えます。

公務員のAI導入は都道府県・政令市で進んでいる。

また「実際のところ、公務員にAIの導入は進んでいるの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。

結論からいうと、都道府県・政令市で進んでいます。下記をご覧ください。

◯事務局において、全都道府県・指定都市・市区町村を対象に、「地方自治体におけるAI・ロボティクスの実証実験・導入状況等調査」を実施。

◯その結果、AIを1業務でも導入している(実証実験を含む)団体は、都道府県で約30%、指定都市で約60%、その他の市区町村で約4%であった。

参考:地方自治体における新たな技術の活用状況について|総務省

上記のとおり。都道府県・政令市でAIの導入が進んでいます。

市町村は都道府県に追随して進むと予想。

「確かに都道府県・政令市では進んでいるが、市町村は全然進んでないじゃないか!」こういう意見もあるかもしれません。

しかし、市町村のAI導入も今後進んでいくと考えます。なぜなら、こういう新しい試みは、【国→都道府県→市町村】の流れで進んでいくからです。

腰を上げるのが遅い自治体は、都道府県から「頑張れよ?」と遠回しの圧力がかかります。

なので、市町村のAI導入も今後進んでいくと考えます。

「AIが仕事を奪う」という意見は間違い。

ネット記事の中には、「AIが仕事を奪う」という意見もあります。

しかし、こういった意見は間違いだと考えます。なぜなら、AIの導入を決めるのは公務員だからです。

何もAI自身が「公務員の仕事を奪ってやる!」と襲ってくるわけじゃないです。自分たちが必要だと考えるから導入するわけです。

事実、議事録文字起こしソフトとかめっちゃ便利ですよね。自分なら「今すぐにでも導入してくれ〜」という感じです。逆に「仕事が奪われた!仕事を返してくれ」という思考は生まれてこないです。

なので、【AI=仕事を奪う】という理解は間違いです。

とらねこ
とらねこ
AIで効率化して、定時でさっさと帰りましょう。

「公務員不要説」も間違い。

「しかし、事実として、公務員の仕事をAIがするわけだから、いずれは公務員は不要になるのでは。」こういった意見もあるでしょう。

しかし、公務員が不要になることはありません。理由は2つあります。

  1. 全ての仕事がAIで置き換わるわけじゃないから。
  2. AIを管理する人間が必要だから。

理由①:全ての仕事がAIで置き換わるわけじゃないから。

全ての仕事がAIで置き換わるわけじゃないです。AIで置き換わらない仕事もあります。具体的に言うと下記。

  1. 頭を使う仕事(計画の策定など)
  2. 体を動かす仕事(自宅訪問など)

上記のとおり。こういった仕事はAIで置き換わることはないです。

理由②:AIを管理する人間が必要だから

AIを導入したら、AIを管理する人間も必要でしょう。なぜなら、仕様を決めるのは公務員だからです。

導入事業者がAIの仕様を決めることはありません。公務員が仕様を決め、AIを運用していくことになります。

なので、AIを管理する人間の需要は無くなりません。

それでもAIを恐怖に感じてしまう人は、ITスキルを身につけよう。

「やっぱりAIが怖すぎる・・・。自分が生き残れるか不安だ・・・」という人もいるかもしれません。

そういう方は、ITスキルを身につければオッケーです。なぜなら、需要があるからです。

1つ前の見出しで書いたとおり、AIを管理する人間は必要なので、今後も生き残れます。また、導入が進んでいるのはAIだけではありません。公務員にはRPAやIoTなど、様々なITサービスの導入が進んでいます。

なので、ITスキルを身につければ、新しい時代でも公務員としてやっていけると考えます。

まとめ

今回の内容を以下にまとめます。お読みくださりありがとうございました。

  1. 公務員の仕事はAIに置き換わる。
  2. 置き換わるが、仕事が奪われるというわけではないし、公務員が不要になるわけではない。
  3. 不安な方はITスキルを身につければ良い。なぜなら需要があるから。

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